昨年、当店のインスタグラム経由で大浦の方から半纏の新調のご依頼を頂きまして、そのご縁で「祭りも是非見に来て欲しい」とのお声掛け頂き4/13(日)に氷見市(大浦地区)の獅子舞を見に行かせてもらいました。
これぞ【氷見の獅子舞】
一番盛り上がる最終日(例年土日の二日間に渡るらしいです)の15時頃の宮入。紋付袴を着た団長及び礼服を身に纏った副団長。太鼓台、獅子方、天狗、囃子方がぞくぞくと日の宮神社(氷見市大浦)へ。すでにギャラリーは結構な人数が集まっており、まだかまだかと始まりをワクワクしばがら待っている。

勇壮なお囃子と共に獅子舞の最初の演目が始まりました。
祭礼の有終の美を飾る演出、溌剌と元気に舞う獅子方・天狗、小気味良い太鼓、幽玄な旋律を奏でる笛、真剣なギャラリーの眼差しから思わず胸がジーンとなりました。

氷見獅子の特徴を考察
新湊、砺波、小矢部、大門、高岡、氷見などなどご縁があったり、勉強・研究のため何団体か見に行かせてもらいましたが、
やはり圧倒的なスピード感、華美な脚色や派手さのない能登獅子本流・百足獅子創生を感じさせる美しさと強さ・勢いがあると感じます。
太鼓台を左右に激しく揺さぶるのも氷見獅子舞の特徴です。これは、諸説あるとは思いますが「祭屋台等製作修理技術者会」のメンバーである先輩からは、「もともとは【魔除けや露払い】の意味があるのではないか」と伺いました。技術者の専門的な文献で目にされたことがあるようです。
氷見は獅子舞ミュージアムがあるくらい県内でもトップクラスに住民の方の獅子舞熱の高い地域です。みなさんも機会があれば是非見に行かれたらどうでしょう。
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