獅子舞油単とは?

まず油単とは何?

油単とは桐箪笥や長持ちなどの上に被せる布の事を言い、主に桐箪笥や長持ちを日焼けや汚れから守るために使われています。私たち染業界で油単と言えば主に桐箪笥に掛ける家紋が染め抜かれた布のカバーを指すことが多いです。油単というワードに「油」という文字が入っているのは、布に本当に油を引いてその役割を果たしていたからと言われています。現在の油単は、ほぼ油を引くことはないのではないかと思います。

獅子舞で言う油単とは?

獅子舞の油単とは、獅子舞の舞手の方たちが入る胴体部分となる布です。普段、当サイトをご覧いただいている地元の方、特に北陸の方からは「それって蚊帳じゃないの?」「胴幕じゃないの?」と言われそうですが、これは地域的な呼び方の違いでして東北地方や四国地方などでは、獅子舞油単と言われる方が多く感じます。実際当店でも県外からの見積もりなどの問い合わせがあった際は、四国や東北の方は大体「獅子舞の油単について」と尋ねられます。

雲の柄が特徴的な東北地方の団体さまの油単

形はどんな感じ?

当店での納品実績を基にお話しさせていただきますので、全てが全てそうとは言い切れないのですが、天井部にマチがあり立体的になっており、縫製については、富山、石川では定番の【握り】や【持ち手】のようなものは付いておらず本体自体はスッキリとしている反面、頭周りは覆うように前当てが付いているものが多かったです。

素材は何が多い?

これも過去の納品実績に基づいた当店での話にはなるのですが、綿生地で、その中でも天竺という風呂敷や幕などに使用される薄手の綿生地が用いられることが多いです。一般的に生地の厚さと強度は比例しますので、薄手の生地でも問題なく使用されてきたということは、おそらく、激しい舞というよりは上品な舞なのかなと思います。

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