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スムーズな見積もり依頼方法~獅子舞胴幕(蚊帳・かや)編~

青年団さん、保存会さん、獅子方さんなど 日々祭礼に携わっている皆様こんにちわ。

獅子舞胴幕(蚊帳)を一生懸命作っている山本染業です。ここ一、二年はコロナの影響で祭礼が中止となり、お問い合わせもご依頼も、かなり減少しておりますが、それでも当店を選んで頂ける団体様もいらっしゃるので、それを励みに頑張っております。

さて、本題に入らせて頂くと、タイトルにもある通り胴幕の見積もりを当店にご依頼される際、どうしたらいいのか分からないというお声を何件か頂いておりましたので、そのお声にお応えするため、そしてスムーズにスピーディーに見積もりを出すための手順の記事を書かせていただきました。是非、最後まで目を通してください。

①何よりも大事なのはサイズ!!!

よく、当店のホームページをご覧になって、「何人カヤなんだけど、いくらですか?」

とお電話いただくことがあります。もちろん、人数も見積もりを出す上で、絶対に必要な情報なのですが、先ずは獅子舞胴幕(蚊帳)のサイズを教えてください。

具体的には、蚊帳の高さ(天井部からの高さ)蚊帳の長さ(前から尾っぽまでの長さ)を教えてください。

どこを測れば良いか分からない方もいらっしゃると思いますので、下に補足画像を載せておきます。是非、ご参考にしてください。

②持ち手(握り)の数

当店では握りと呼んでいますが、胴幕にある握り数(手を入れる箇所の数)を教えてください。

例えば、中に入る人数(尾っぽ除き)が5人であれば、右手と左手で一人につき2か所なので「2×5人」で10か所となります。ですので、それであれば「10か所」とお知らせください。補足画像も、ご参考ください。

上画像ですと握り箇所が5箇所となり、中に入る人数(尾っぽ除き)は5人ですから、握り箇所は左右両手で10箇所が握り数となります。

③付属品(網や尻尾等)

網(胴幕と獅子頭を繋ぐためのもの)や尾っぽ等の付属品は団体ごとで異なりますので現物を見ないとお応えできなず、今までは、付属品は除いた見積もりをお出ししていましたが、サイズと補足画像があれば、概算ではありますが、見積もりをお出しすることにしました。但し、お問い合わせ頂く方には、しっかりとした画像(全体がしっかり写ったもの、頭や胴体への接続部分が写ったもの、尾っぽであれば全体)をEメールにて送信お願いします。網や尾っぽの見積もりが必要がない場合は、画像の送信は必要ありません。胴幕本体のみの見積もりをお出しします。

④あると助かります。獅子舞胴幕(蚊帳)が写った全体写真

図柄や色数の判断がある程度できますので、全体画像があると見積もりを出す上で非常に助かります。ない場合は、当店の所在地である富山県高岡市の平均的な図柄、色数として判断させていただきます。

新たにデザインから新調する場合は、そのデザインを見ないと判断できませんので、そういった場合は、一度お電話でその旨お伝えください。担当者が対応いたします。おそらくは、図面を見せて頂くことになると思います。

手順は、以上となります。

皆さんにとって、胴幕(蚊帳)を発注される上で、やはり一番気になるのは価格、金額だと思います。胴幕(蚊帳)製作依頼のご参考になれば幸いです。

今回の手順はあくまでも、概算見積もりですので、実際の金額を保証するものではありません。やはり、正式な金額を知りたい方は、現物を持参頂くのが良いと思います。また、以下に記載してありますのが、概算見積もりでの条件の主なものとなります。

※尾っぽの素材は精麻で、グラム数は一律500gとして見積もり、棒はホームセンター等に販売しているもので、取り付けは当店の手順

※生地は当店使用の広巾の麻

※網はタコ糸使用。網方法は、当店基準のものとして

すぐに知りたい方もいらっしゃると思いますが、当店は製造現場で職人が全てを対応しておりますので、数日お待ちいただくことになります。予めご理解、ご協力ください。



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